「不倫をやめたい」と、心のどこかでずっと思っている。
でも、やめられない。
そんな自分に、罪悪感だけが積み重なっていく夜を過ごしている方に、読んでいただきたくて書いています。
私は大阪で暮らす57歳の男です。
10代の頃から女友達の恋愛相談にずっと乗ってきて、その中で「不倫をやめたいのに、やめられない」という声も、何度も聞いてきました。
専門家ではありません。
ただ、そばで話を聞いてきた者として、感じたことをお話しさせてください。
「不倫をやめたい」と思えている、その気持ちを責めないでほしい
まず伝えたいのは、「不倫をやめたい」と思えている時点で、あなたはもう十分に苦しんでいるということです。
「意志が弱いから」「自分が悪いから」と、自分を責める言葉が頭の中でぐるぐる回っていませんか。
でも、それは意志の弱さの問題ではないと、私は思います。
頭では「やめた方がいい」とわかっていても、気持ちが追いついていない。
ただそれだけのことです。
人の気持ちというのは、そんなに単純に切り替えられるものではありません。
わかっているのにやめられない、というのは、恋愛相談を聞いてきた中で、何度も見てきた景色です。
あなただけが特別弱いわけではないんです。
罪悪感が消えない、本当の理由
罪悪感が消えない理由を、「家族や周りに申し訳ないから」だけだと思っていませんか。
実は、もう一つ隠れている気持ちがあるように思います。
それは、「自分で選んだ関係を、自分で否定したくない」という気持ちです。
10代の頃から恋愛相談を聞いてきて感じたのは、女性が不倫関係から抜け出しにくいのは、「その人を好きになった自分」まで否定してしまう気がするからなんじゃないか、ということでした。
関係を終わらせることは、そこで過ごした時間や気持ちを「間違いだった」と切り捨てることのように感じてしまう。
だから、罪悪感を抱えながらも、関係を続けてしまうんじゃないかと思います。
これは弱さでも、だらしなさでもありません。
自分の気持ちを、自分でなかったことにしたくない。
それは、人としてごく自然な反応だと思います。
罪悪感を「自分を責める材料」から「次の一歩を選ぶ材料」に変える
とはいえ、罪悪感を抱えたまま何ヶ月も、何年も過ごすのは、しんどいですよね。
ここで一つ、視点を変えてみてほしいことがあります。
罪悪感というのは、体でいうところの「痛み」に近いものだと思うんです。
体調が悪いとき、痛みが出るのは、体が「このままではよくない」と教えてくれているサインです。
痛みを感じないふりをして無視し続けても、良くなることはありません。
むしろ、放っておくほど大きくなっていきます。
罪悪感も同じで、「このままの関係を続けていて、本当にいいのか」を、あなた自身に問いかけているサインなんじゃないかと思います。
自分を責める材料としてではなく、次にどう動くかを決めるための材料として、罪悪感と向き合ってみてください。
「消そう」とするより、「何を教えてくれているんだろう」と、少し距離をとって眺めてみる。
それだけで、見え方が変わってくることがあります。
今日からできる、小さな一歩
いきなり関係を終わらせる、という大きな決断でなくてもいいと思います。
まずは、小さな一歩から始めてみてください。
例えば、信頼できる人に、今の気持ちをそのまま話してみる。
誰かに話すだけで、頭の中でぐるぐる回っていた気持ちが、少し整理されることがあります。
一人で抱え込んでいると、同じ考えを何度も繰り返してしまって、余計に苦しくなってしまうものです。
もう一つは、相手と会う頻度や、連絡を取る時間を、少しだけ減らしてみることです。
一気に断ち切ろうとすると反動が来やすいので、少しずつ距離を置く時間を作るところから始めてみてください。
一人で抱え込みすぎないでくださいね。
あなたと同じように悩んで、そこから一歩を踏み出した人は、これまでにもたくさんいます。
罪悪感との向き合い方、もう少し場面ごとに具体的にまとめた記事もありますので、気になる方はこちらもどうぞ。


